3. 顔面部の違和感 けいれん 三叉神経痛(痛み)に対する鍼灸治療
◇顔面部の つっぱり感 や自然に表情を作れない、ふとした場面(食事中や会話中)での顔面部の違和感、顔面けいれんにおける当院での鍼灸治療として。
頬部に生じる場合、額部に生じる場合と原因は実に様々です。
治療については細く短い鍼での置鍼術が最も効果的であると日々感じております。
また、原因のわからない本態性ジストニア(顔面部)の場合には脳 - 顔面間での神経の混線と表されることがあるように非常に繊細なものであることから、強い刺激は避けたいところです(小さな手技で細やかに解いていきたいと思います)。
下記の美容鍼灸の刺鍼方向とは異なり垂直に直刺を行います。また、全身の緊張を解きほぐす鍼治療が必要であるとも考えます。
東洋医学における「肝の病」と捉えられる場合が少なくない為、併せて「疏肝」などの治療を行うと非常に良い効果を得られます。
◇三叉神経痛とは片側の顔面部に痛み(激しい痛み)が生じるものです。
三叉神経とは12対ある脳神経の一つであり、眼神経(V1)、上顎神経(V2)、下顎神経(V3)に分かれます。
顔面部の感覚を脳へ伝える神経であり、三叉神経痛の原因は脳である場合や蛇行した血管が神経に触れることで生じると言われています。
| 三叉神経の神経障害性疼痛、くも膜が関与しているもの、その他 |
|---|
| 特発性三叉神経痛 |
また、似た症状を生じるものとして、非定型顔面痛、歯痛、副鼻腔炎、顎関節症、筋筋膜性疼痛、帯状疱疹後の痛みなどが挙げられ、鑑別が必要です。
三叉神経痛には様々な誘因があり、洗顔や歯磨き、食事。また、触れることで痛みが生じるという場合も(寒い時期に多い)。
治療には薬物療法:カルバマゼピン(テグレトール)、ブロック療法、放射線治療、手術治療などがあります。
◇鍼灸治療では
神経の走行部へ細い鍼を刺入し置鍼といった方法を選択します。
鎮痛、筋緊張緩和を目的とし、また東洋医学的な観点から、手足に著名な反応がある場合にはその部位へ刺鍼を行うのがよいと感じます。
顔面の違和感、痙攣と共に、鍼灸治療が有効な症状であると日々感じている次第です。